地下鉄でアジア系女性へのヘイトクライムを止めたのは

ヤフーニュースによると4月15日午後11時半に34歳のフィリピン系の女性がニューヨークの地下鉄Qトレインに乗っていたところ、見知らぬ男が女性の向かいに座り、指をさして人種差別的罵詈雑言を浴びせ始めたという。

NY市警がこの写メをもとに犯人を探している。

NY市警がこの写メをもとに犯人を探している。

女性は男に止めるよう求めるが男は次第にエスカレート、女性に近づいて叫び続けていた。

車両には他の乗客もいたが、止めに入り、この男を車両から追い払ったのはホームレスの男性だったという。

女性は一瞬の出来事で呆気に取られていたというが、このホームレスの男性に深く感謝したいと語っている。

米国内のアジア系へのヘイトクライムは激化しているが、ターゲットとなっているのはほとんどが女性や老人で、顔面を殴られたり、体を蹴られたりの暴行事件が続いている。

市の交通局は市警にヘイトクラムを防止するために交通機関での警官増員を求めているものの、実際には実現に至っていないという。

映画やドラマで活躍するアジア系男性俳優に加え、人気ドラマ「エレメンタリー」のルーシー・リュウや「グレイズ・アナトミー」のサンドラ・オーなど女優たちも公の場でアジア系への差別を取り上げ、声を上げることの重要性を訴えている。

ヤフーニュースより

ヤフーニュースより

BBC電子版より

BBC電子版より